フィリピン・バギオやマニラ、クラークに行ってきました
こんにちは、Aizier代表、細川です。
弊社では現在、フィリピン留学サイトの立ち上げ準備を進めています。
そんな折、ルソン島北部の山岳都市、バギオにある複数の語学学校によって成り立つBESA(Baguio English Schools Association)が留学エージェントを集めて都市や学校紹介をしてくれるFAMトリップを実施。
最新情報を集めるため、早速このFAMトリップに参加してきました。
各学区や都市の紹介は、フィリピン留学サイトで詳しく紹介させていただくので、こちらでは現在のバギオやクラーク、マニラを訪れた感想を述べさせていただきます。
2025年11月末からのフィリピン訪問
今回はバギオを訪れるため、フィリピンの到着空港はマニラ指定となりました(マニラ北部のクラークにも空港はありますが、BESAの指定がマニラ空港でした)。
人生初のマニラ訪問、あまり治安が良くないことは知っていたものの、どのくらい悪いのか検討がつかず、はじめての海外訪問並みにドキドキ。
成田空港からセブパシフィック航空便でマニラへ。ちなみにセブパフィック航空、Eチケットに対応していないようでチェックインに1時間くらい時間を要しました。
マニラ到着後、入国審査があるのですが、ここではじめてのeTravel確認。フィリピンもオーストラリアのETASやアメリカのETAなどのように、事前に渡航情報をオンラインで申請する必要があります。
申請手続きを済ませるとQRがメールで届くので、入国管理官に提示するよう指示されるのですが、いざ入国管理官にパスポートを渡して「QRコード必要ですよね?」と質問すると「パスポート情報をリンクしているから提示しなくていい」とのこと。入国手続きにかかった時間、5分程度。アメリカやイギリスは見習うべき。
その後、荷物を受け取り、ちょっと早めの到着だったので軽食を済ませて集合場所へ。BESAスタッフさんが移動用車両に案内してくれました。
マニラの渋滞地獄
マニラ空港第3ターミナルを出発し、バギオに向かうのですが、事前に「マニラからだと車で5時間くらいはかかる」と聞いていましたが…これには2つの原因があります。
その1つ目がマニラの渋滞。マニラ空港を出てバギオへ向かう高速道路に入るまで、まあ車が動かない。渋滞が長いのはもちろん、交通マナーなどなく、隙間がないところに車の先っちょを強引に入れ込むのは当たり前。
ぎりぎりの場所をバイクが速度を落とすことなく通過、よく事後が起きないものだと感心するほど。
そんなマニラから高速でスムーズに車が流れるようになるまで30分から1時間くらいかかります。
快適な高速からバギオへの山道
もう1つ、マニラからバギオまで、車だと時間がかかる原因が高速後にバギオへ向かう「山道」。
高速を降りたところまでで、3時間ちょっとしかかかっておらず、Googleマップで距離だけみれば40分くらいでバギオに到着できそう。
飛行機での旅疲れもあるし、早く到着できると助かるなと思っていたんですが…甘い考えでした。
バギオはフィリピン留学の中でも非常に魅力的な場所なんですが、マニラやクラークから移動する際、どんなに車酔いしない人でも絶対に酔い止めを飲んでおいた方が良いです。
日本の未開発な田舎でもそうそう見かけることがないようなカーブの連続、中には道が整備できておらず山道を無理矢理進む場所も。
それに加え、ドライバーさんが某豆腐屋の公道レースマンガのような走り方をするので、まあ気持ちが悪くなります。
山道でも原付バイクが走っているところもあるため、とにかくノロノロでブレーキの連続、車酔いしない人でも気持ち悪くなる可能性が非常に高いです。
その後、ようやくバギオに到着するのですが、バギオは街中もカーブが多いので車酔いしやすい人はくれぐれもご注意を。
教育の質が高いバギオ
バギオ滞在中、BESAに加盟している学校を訪問しながら、各校の特徴や魅力を説明してもらいました。
その中で、「バギオは教育の質が高い」との話が何度か出たのですが、これ、あまりに抽象的だなと感じていました。そこで、現地での教員経験もあるスタッフさんに「具体的に何をもって「教育の質が高い」と謳っているんでしょうか?」と突っ込んだ質問をしてみたところ…
「バギオは名門大学が多く、そこで学ぶ学生さんが多い。フィリピン中からそういった勉強好きが集まっているのはもちろん、元々アメリカが避暑地として開発した都市でもあり、そのアメリカ人から英語を学んだ人たちとその子孫が教員として暮らしています。街中の人がフィリピンの他の都市と比べてアメリカンアクセントで英語が流暢なのはそのため。バギオで暮らす人たちの教育水準は高いんです。」と説明してくれました。
確かに、滞在先の近くにある小さな商店などのスタッフさんも普通に英語(例えばセブだとタガログとか現地の言葉っぽい英語)を話すし、意思疎通がしやすいです。
涼しくて過ごしやすい、英語もちゃんと通じる、勉強に集中しやすい都市という説明に納得できました。
息抜きする場所もあるバギオ
バギオは短期よりも長期で、腰を据えて英語力をアップするのに向いている都市だと感じています。
ただ、長期留学で勉強だけだと嫌になるものです(少なくとも私は1か月もそんな生活が続くと100%逃げ出します。にんげんだもの。)。遊ぶところや息抜きするところはあるのかなと調べてみたところ、中心部にはSMモールを中心nさまざまなお店が立ち並んでおり、その他学生さんが大好きなお酒を飲むお店も充実。
セブ島やマニラほどではないにしても、長くて半年、バギオでの「英語監禁生活」を楽しく過ごすのには十分な環境が整っています。
ちなみにバギオのSMモールをうろちょろしていた時に丸亀製麺、ありました。しかも安い。日本よりほんのちょびっとだけ高い程度。留学経験者は分かると思いますが、「出汁」とか「おむすび」、「うどん」を現地で食べるのが難しい中、日本食のオアシスまであってびっくりしました。
なお、泳げない私には無縁ですが、バギオ留学中でも近くのビーチに遊びに行くこともできるそうですよ。
バギオからマニラへ
BESAのみなさんにお世話になったあと、マニラまで送っていただいたのですが、やはりマニラは大渋滞。本当に車が進まない都市です。
ちなみにマニラで3泊したのですが、タクシーアプリ「Grab」で所要時間20分と表示されたのに到着までに40分かかることもザラでした。
ただ、やはりフィリピンの首都だけあって、マニラの街中は高層ビルが立ち並び、巨大なショッピングモールもたくさんあります。
どのショッピングモールも本当に大きくて何のお店がどこにどれだけあるか、全然わかりません。
マニラ留学をする場合、欲しいものが手に入らない、ということはないだろうな、と感じました。
マニラの電車に乗ってみた
今回、マニラのマカティ地区にあるホテルに滞在したのですが、先に述べた通り、Grabで移動していたら時間がいくらあっても足りません。
ホテルのスタッフさんと仲良くなったので移動方法について相談したら「電車使えば良いのに。」と。
すっかり忘れていたんですが、マニラには3本の電車が走っています。
滞在先であるマカティ地区にはショッピングモールと直結しているAyalaという駅があり、早速そこからフィリピン初電車に挑戦。
日本のスイカのようなBEEPカードというものがあり、事前にチャージしておけばタッチで電車に乗れます。ただ、日本と違うのは各駅ごと各改札に荷物チェックがあること。
止められている人はあまりいませんでしたが、荷物の中身チェックをされることがあるようです。
その後、電車に乗るわけですが、インターネットで調べると「スリが多い、危険」と書いてありました。それを鵜呑みにしてびくびくしながら乗車したのですが、うん、普通です。
リュックサックとかバッグの口が開いたまま、とかはさすがにまずいでしょうが、混雑ぶりも東京都内と比べると少し少ないくらい。利用したのが休日の昼間だったこともあると思いますが、危険を感じることはありませんでした。
電車は渋滞もないので非常に快適、乗り継ぎなども看板を見ながら進めば問題なし。道に迷ったかなと思ったら駅のスタッフさんなどに質問すればいいだけ。他の国の駅員のようにしかめっつらで答えるのではなく、笑顔で答えてくれます。
実はマニラ空港からマカティのホテルまでGrabやタクシーなどを使わなくても移動できることが分かったのですが、空港側の鉄道駅が行き交う車の間を縫って道路を横断しなければならないため、やめておいた方が良いです。
マニラからクラークにバスで移動
マニラ滞在後は、次にアポのあるクラークへ移動します。
マニラ空港から飛行機で移動することもできますが、バスでもクラークに行くことができます。
今回、私が利用したのは第3ターミナルの端っこにある、Genesisというバス。
乗り場で「クラーク空港に行きたいんだけどコレで合ってる?」と質問すると「OK、OK」との回答。
「いくらなの?」と聞いたら「社内で説明するから乗って乗って」と。
大きなスーツケースは預けて社内へ。運転手さんに払うのかなと思ったらそんなこともなく。
席について隣に座っている人に「運賃って払いました?」と聞いたら「後から来るから心配すんな」と。
朝早めだったので「そっか、じゃいいや」と寝落ちしていたらすでに発車、スタッフさんが「どこまで?」と質問してきました。
「空港まで」と話すと乗車券?のようなものをくれ、その後再度、運賃徴収(2025年12月時点で450ペソ)にきました。
クラークまでは2時間弱、ほとんど寝ていて記憶にないですが、快適だったんじゃないかと思います。
クラークはほとんど時間なし
ネイティブの講師陣が多いクラークの語学学校ですが、到着翌日には帰国するため、限られた学校しか訪問できませんでした。
クラークは治安も非常に良く、ショッピングセンターや韓国系のレストランがたくさんある街、といった印象です。
なによりマニラに比べると静か、バギオのように山道もありません。
落ち着いた環境でネイティブからのレッスンを受けながら、ゆっくり英語を勉強したい人に最適な都市、というのがクラークの印象。
クラーク空港へは、日本から直行便も就航しているので乗り継ぎの手間がないのも嬉しいポイントですね。
セブ島だけではないフィリピン留学
最終日は午前5時発の便で日本へ帰国。
クラーク空港で驚いたのが、多くのスタッフさん(空港、航空会社、出国管理など)に日本語で話しかけられまくったことです。
コンニチハー、アリガトー、みたいな挨拶だけでなく、「オツカレサマデシター、マタネー」などにこにこと話しかけてくれるので本当にうれしかったです。
今回訪問したバギオ、マニラ、クラークについては、近日中に公開予定のでフィリピン留学サイトでより詳しく解説するので、楽しみにしていてください。

